周波数調整業務と呼ばれる仕事になります。例えば、今自分がこんな衛星を打ち上げたい、こんなふうなプロジェクトこんなふうなミッションをしたいなと考えたときに、実はこのやりたいと思っていることは、日本のみならず世界中に同じことを考えて計画を立てている人たちがいて、そういう相手と一緒に同じようなことをやろうとすると、安全に通信ができなくなってしまう可能性があります。そのような場合にそなえて、安全通信できるようにお互いにあらかじめ話し合いをしており、「回避していきましょう」、「一緒に協力してやっていきましょう」というのが周波数調整の大きな仕事になります。
世界的なルールとして定められている中で、その周波数というのは、世界的に有限な天然資源といえます。つまり限りがあって、みんな自由に使うことができない。ある程度みんなで共有し合って使うものだというふうに決まっているものです。その使う権利を得て、安全に使うことができるようにしたというかなりスケールの大きな話になるんですけども、すごい物を取りに行ってるんだなっていうのはすごく感じるようになりました。