INTERVIEW
社員インタビュー

1997年入社
政府実用衛星
準天頂衛星グループ
H.K.
茨城大学大学院
理工学研究科
機械工学専攻

H.K.
仕事内容について

衛星測位システムの衛星管制運用

10年以上前ですけれど、最初はJAXAで初号機1号機打ち上げて、それから内閣府で2号機、3号機、4号機を打ち上げました。私は準天頂衛星1号機からず担当しています。最初は1基で運用していたのですが、4基で運用することになった際、運用の仕方を考えなきゃいけないということになり、私は運用設計業務に携わっていました。衛星は、大体ひとつの衛星に対して10数人で運用しているのですが、それを同時に4衛星を運用しなければいけないとなると、同時にやってはいけない理由など、いろいろな制約が発生します。あとは衛星の間隔の問題など考えなくていけないことがいっぱいあり、4基分組み合わせてながら、いろんな制約を取り込んで、どういう順番でどの衛星をどんなふうに運用していけばいいかっていうことを考えるときに結構な苦労がありました。

心がけていること

絶対に途切れさせないという覚悟

実用衛星サービスっていうのは、皆さんがインフラとして使っているので途切れちゃいけないっていうのが第一にあります。測位信号をスマホで受けたりしているので途中で切れたりすると、位置が分からなくなる可能性があります。システム的にも何重にもつくってあるのですが、かなり緊張感を持って運用をしています。SEDは今までいろいろな衛星を運用してきましたので、そういった知見をどんどん取り入れて、「絶対に何があっても途切れさせない」っていう覚悟と気合いで設計をして運用しています。