日本ではじめての航法測位システムの開発
日本ではじめてとなる人工衛星を用いた航法測位システムの開発をしています。
GPS衛星だけでは位置情報の精度は低く、安全性の確保はできません。
そこで、GPSの性能を向上させる補強システムの開発が進められています。
その中でも私は、位置誤差がユーザに対して危険な状態のときに警告を出すシステムの設計をしています。今後は運用品に向けた実装を行っていく予定です。
宇宙ジェットの加速機構についての理論研究を行っていました。
宇宙ジェットとは中性子星やブラックホールなど高密度天体から細く絞られたプラズマの流れのことをいいます。
そのプラズマ流は光速に近い速度で放射されることが知られています。しかし、この加速機構については様々な研究が現在でも行われています。
研究成果を学会で発表した際、他大学の学生や研究者の方々と議論ができたことは貴重な経験です。
人に恵まれた学生時代でした。
様々な先生方に支えられ、また同年代で研究をする学生とも出会い、考え方や姿勢など多くのことを学びました。また、研究以外にも大学やアルバイト先の友人にも出会うことができました。
特に印象深かったことはサークル活動で出会った小中高生たちです。
小さなことにも興味を持って考えている姿勢を見て、私も好きなこと、興味があることについてとことん考えてみようと思えたひとつのきっかけとなりました。
就職活動を始めた頃は、自分は将来何がしたいのかはあやふやでした。
修士1年の夏、研究室の先輩からSEDのインターンシップを紹介してもらい参加したことがきっかけで、宇宙関連企業で働いてみたいと思うようになりました。
就職活動を振り返ると、いろいろな企業や人の話を聞くことで、自分が本当にやりたいこと、やってみたいと思えることを見つけていけたと思います。
きっかけはSEDのインターンシップです。
漠然と宇宙に関わる仕事ができたらいいなと考えていた私にとって、宇宙開発の仕事について知れたことは大きかったです。
”宇宙に関連した仕事ができる”ことです。
宇宙関連企業は多くあります。しかし、宇宙に関係した仕事ができるとは限りません。
SEDであったら必ず宇宙に携わることができるので、強く惹かれました。
また、先輩社員とお話したとき、親身になって質問に答えてくださる姿勢をみて、こういう人たちと一緒に仕事がしたいと思えたことも理由のひとつです。
仕事のやりがいと大変なこと。またそれが楽しさに変わった瞬間。
日本で初めての測位システム開発に携わることにやりがいを感じます。
入社してから勉強すること(測位、軌道、プログラミングなど)は多くありますが、日々勉強だと思い取り組んでいます。
科学衛星の初期運用を見せてもらったことです。
業務でISASに通っているときに科学衛星の打ち上げがありました。
打ち上げや運用の緊張感を肌で感じることができたことは貴重な経験だと思います。
学生時代に学んできた、体験したことで仕事に役立っていること
研究に取り組む姿勢は役に立っていると思います。
私の研究の専門は理論物理でしたが、どのようなことをやってきたかではなく、どのように考えるか、アプローチしていくかが重要だと入社してから感じることが多いです。
学生のときは、研究がなかなかうまくいかず、くじけそうになることもありましたが、粘り強く考えることで解決へと進むことができました。仕事でも同様のことが言えると思います。
印象の違いはそこまで感じませんでした。
和気あいあいとしていて、明るい雰囲気で仕事をしています。
新人、ベテラン関係なくそれぞれの意見が交わせる環境だと思います。
社内イベントも多いですが、プライベートでも部署の垣根を越えて遊びに行ったりもします。
仕事に興味を持ってくれる人が多く、とてもうれしく思います。
また、両親や親戚が宇宙関連のニュースに関心を持ってくれるようになりました。
SEDがいなくては日本の宇宙開発はまわらないということです。
宇宙開発の幅広い業務にSEDは関わっているため、宇宙開発には欠かせない企業だと思います。
社内研究としてスペースデブリの軌道推定を行っていたので、実際の仕事につなげていきたいです。
不安に感じることもあるとは思いますが、就職活動中はいろいろな人の話を聞けるチャンスだと思います。
しっかりと何がやりたいかを考え明確にして、熱意を持って伝えれば、その気持ちは届くと思います。
がんばってください!
自分の考えをしっかりと持っている人、明るく元気な人と一緒に働きたいです。