衛星管制事業(政府実用衛星)

我が国では、安全・安心な国民生活・社会経済活動に不可欠な社会的基盤として、そして諸外国でも利活用されている静止気象衛星「ひまわり」や衛星測位システムをはじめとする政府の実用衛星を運用しています。

SEDは、これらの政府実用衛星の分野において衛星管制運用、地上システムの維持管理などで中心的な役割を果たしています。

静止気象衛星「ひまわり」の衛星管制運用

「ひまわり8号」・「ひまわり9号」による天気情報、防災情報そして地球環境監視等、気象観測ミッション達成のための衛星運用計画立案、衛星状態監視、静止軌道保持までをトータルで行う衛星管制運用サービスを提供しています。

気象観測データの受信・処理・中継・配信

「ひまわり8号」・「ひまわり9号」で観測し、地上で受信した気象観測データの一次処理、処理したデータを利用機関に中継・配信するサービスを提供しています。

衛星測位システムの衛星管制運用

複数の衛星で構成される衛星測位システムの衛星運用計画立案、衛星状態監視、軌道保持運用を行っています。また、地上システム(衛星管制局および監視局)と衛星から成る総合システムの管制運用サービスを提供しています。

衛星測位システムの技術評価と解析

軌道上衛星の状態に関するデータ処理と健全性評価、衛星軌道の解析、ミッション実現性の解析などの評価・解析サービスを提供しています。また、衛星機数の増加に対応した効率的な運用方法の検討なども行っています。