JAXAをはじめとする国内の研究開発機関が、地球を周回する衛星や月・惑星探査機の開発と打上げを行っています。SEDは、これらの衛星や探査機の監視・制御を行う衛星管制運用、地上との通信を行う国内外の近地球/深宇宙用地上局を制御する追跡ネットワーク管制運用を行い、衛星と探査機のミッション達成を支えています。
衛星管制システム、追跡ネットワークシステムの要件定義、設計・開発・構築・試験、手順整備、訓練などの総合的なシステムエンジニアリングサービスを提供しています。対象は、地球近傍にとどまらず、月・惑星探査用のシステムまで広範囲に及びます。
衛星のミッション達成のため、軌道上の衛星の運用計画を立案し、計画に基づき衛星の状態監視と制御を行う衛星管制サービスを提供しています。
「みちびき」追跡管制運用室
軌道上の衛星から取得した状態データ(制御ステータス、姿勢、電流・電圧、温度、圧力など)を用いて、衛星の健全性確認、搭載機器の異常兆候検知や劣化傾向などの評価・解析サービスを提供しています。
衛星のミッションに応じて軌道上の衛星が観測・収集したミッションデータ(地球観測画像、通信測位情報、宇宙環境情報、天文観測画像など)を利用するために行う専用の地上システムでの処理・解析、利用者への配信に関する技術サービスを提供しています。
気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)観測画像/瀬戸内海
軌道上の衛星を追跡して衛星管制運用に必要な無線通信を行うため、国内外の近地球/深宇宙用地上局から構成される追跡ネットワークシステムの運用計画立案、各地上局の監視・制御、地上局設備の維持管理に関する技術サービスを提供しています。
また、軌道力学システムによる衛星の軌道決定・予測・制御、デブリ接近解析に関する技術サービスを提供しています。