EO-1衛星搭載のALI・Hyperionセンサの概要・諸元
米国NASAのEO-1(Earth Observing-1)衛星には、ALI(Advanced Land Imager)とHyperionというセンサが搭載されています。ALIは、ランドサット7号のセマティックマッパープラス(ETM+)センサの能力を包含しています。一方、Hyperionは、非常に多くの波長を持っているセンサで、観測幅が7.6kmと狭いのですが、環境・資源など多くの用途と可能性を秘めています。観測幅はやや狭くなっているものの、65km以上の連続的な撮影を多バンドで実現することが可能となっています。2000年11月に打ち上げられ、2014年3月現在稼働中です。
打ち上げ | 2000年11月 | |
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軌道高度 | 705km | |
センサ名 | ALI(Advanced Land Imager) | Hyperion |
パンクロマティックの波長 | Pan 480-690nm | - |
パンクロマティックの分解能 | 10m | - |
マルチスペクトルの波長 | MS-1' 433-453nm MS-1 450-515nm 青 MS-2 525-605nm 緑 MS-3 630-690nm 赤 MS-4 775-805nm 近赤外 MS-4' 845-890nm 近赤外 MS-5' 1200-1300nm MS-5 1550-1750nm 中間赤外 MS-7 2080-2350nm 中間赤外 |
およそ430-2400nmの波長に220バンド(バンド間約10nm) VNIR 可視波長~近赤外波長 427-925 nm SWIR 近赤外~中間赤外波長 912-2395 nm |
マルチスペクトルの分解能 | 30m | 30m |
観測幅 | 36km | 7.6km |
センサ1画素あたりの情報量 | 12bits | 12bits |