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イタリアのレーダー衛星コスモスカイメッド第2世代の2号機が打ち上げ

最終更新 2022.02.04

日本時間2022年2月1日(火)午前8時11分に、イタリアの地球観測衛星のコスモスカイメッド第2世代2号機(CSG-2: COSMO-SkyMed Second Generation 2) が、ファルコン9ロケットでヴァンデンバーグ空軍基地から打ち上げられました。打ち上げは順調に進み、打ち上げから約1時間後に衛星が切り離されました。

今回の打ち上げでは、2019年の2回のファルコンヘビーロケット打ち上げ(Arabsat-6A、STP-2)に使われたブースターが再利用されています。ファルコンヘビーのサイドブースターがファルコン9の第1段に転用されたのは、今回が初めてです。

コスモスカイメッド第2世代の衛星は、イタリアのレーダー地球観測衛星(XバンドSAR)で、高度620kmの太陽同期極軌道から複数機運用を行います。第2世代1機目のCSG-1は、2019年12月に打ち上げられています。第1世代(COSMO-SkyMed)の衛星4機は2007年~2010年に打ち上げられ、5年としていた設計寿命を大きく超えているため、第2世代への置き換えが行われる計画になっています。

第2世代機による撮影は、第1世代と同じく通常午前6時と午後6時頃に行われます。CSG-1とCSG-2は、アルゼンチンの2機のデーター衛星SAOCOM 1(LバンドSAR)とも連携して撮影が行われ、データが提供されます。

第2世代は第1世代に比較して、衛星性能が分解能、偏波運用共に向上しています。機体の大きさは第1世代とあまり変わりませんが、燃料も含めた重さは2,205kg(本体は810kg程度)とやや重くなっています。分解能の高いモードであるスポットライトモードでは、3.5km×7kmの範囲を0.3m×0.5mの分解能で撮影する性能が示されています。

また、今回のCSG-2は、計画当初は欧州の新型ロケット ヴェガCで打ち上げの予定でしたが、ロケットの開発予定が後ろ倒しになったことから、ファルコン9に搭載されて打ち上げられることになりました。

source : ESA, スペースX社, スペースX社Twitter


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