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ゲートウェイ月への最初の打ち上げはファルコンヘビーロケットが獲得

公開日 2021.02.15 | 最終更新 2021.02.16

NASAは、月周回有人拠点であるゲートウェイ(Gateway)の最初のモジュールの輸送に、スペースX社のファルコンヘビーロケットを選定しました。ゲートウェイは、国際協力の元、NASAが2024年に月の南極地域へ男女2人の宇宙飛行士の着陸を目指すアルテミス計画(Artemis program) の一環で、月を極方向に周回し、宇宙飛行士も滞在できる月を周回する有人の月軌道ステーションとしての開発が進められています。

NASAゲートウェイ
Credits: NASA/ESA

ゲートウェイは、国際宇宙ステーションのように各モジュールを順番に打ち上げて組み立て、定常的な運用ができる基地として準備される予定ですが、最初の打ち上げは計画当初の2022年から少しずつ延期され、現在2024年5月に仮設定されています。

今回ファルコンヘビーが輸送することになる最初のモジュールは、電力推進モジュール(PPE: Power and Propulsion Element) と居住モジュール(HALO: Habitation and Logistics Outpost) で、組みあがった一体型で運ばれます。当初は別々に打ち上げる計画でしたが、一体型にすることで、結合機構の開発や試験の必要性、打ち上げ回数を減らす事によるコスト削減を行うとともに、軌道上でのドッキングを不要にすることで失敗リスクを減らすように昨年変更されました。

この打ち上げに関するNASAの費用は、打ち上げサービス、及びその他のミッション関連費用を含め、約3億3,180万ドルと発表されています。

NASAアルテミス計画初期ロードマップ
Credits: SED(アルテミス計画初期主要ロードマップ:NASAのアルテミス計画資料P.14図を参考に作成)

なお、同2月10日のNASA発表で、フライトソフトウェアには、NASAゴダート宇宙飛行センターのコアフライトシステム(cFS: core Flight System) が認定されたことも、明らかにされました。

source : NASA, NASA, NASA, スペースX社Twitter


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