宇宙技術開発株式会社

エレクトロンロケットが2021年の初打ち上げを実施

公開日 2021.01.22|最終更新 2021.02.10

日本時間2021年1月20日(水)午後4時26分に、OHBコスモス社が製造した小型通信衛星の試験機GMS-Tを搭載した、ロケットラボ(Rocket Lab)社のエレクトロンロケット18号機(ミッション名「Another One Leaves the Crust」)が、ニュージーランド マヒア(Mahia)半島から打ち上げられました。打ち上げは成功し、衛星は高度1,200kmの極軌道に投入されました。この衛星の打ち上げは、OHBコスモス社(OHB Cosmos International Launch Services GmbH)が調達した打上げサービスを利用したものです。

GMS-Tは、ブロードバンド無線通信リンクを使用して、低周回軌道(LEO)で計画されている(計画を進めている会社名は非公開)新しい通信衛星コンステレーションのための最初のプロトタイプ機です。既にITU(国際電気通信連合)に登録申請を行った周波数を使用し、新技術となる無線ペイロードと衛星プラットフォームの試験を実施することになっています。

OHBコスモス社は、計画されたすべてのテストシーケンスと、自動離脱フェーズに入るまでの全運用期間中の衛星の運用を担当しています。またOHBコスモス社は通信ペイロードのエンジニアリングとインテグレーション(統合)も行っており、納期までに必要な性能を提供できる唯一の企業であったMDA社の無線機器を採用しました。

GMS-Tは重さ50kgクラスの衛星で、OHBスウェーデン社のInnosatプラットフォームをベースにしています。OHBスウェーデン社はシステムインテグレータとして、衛星プラットフォーム、衛星全体の統合と試験を担当しており、初期の運用フェーズが終了した後は、OHBコスモス社に代わって衛星の運用を行う予定です。また、宇宙船の構造解析作業は全てOHB Czechspace社が行ったということです。OHBファミリーの協力で類を見ない短期間で作成されたとの発表です。

source : OHB社


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