宇宙技術開発株式会社

破産申請を行っていたワンウェブの打ち上げを再開

最終更新 2020.12.22

日本時間2020年12月18日(金)午後9時26分に、ワンウェブ(OneWeb)衛星36機を搭載したソユーズ2.1bロケットが、極東ロシアのボストチヌイ基地から打ち上げられました。打ち上げは順調に推移し、予定通り衛星の展開が行われました。ワンウェブ社は、648機の衛星による低軌道通信衛星のコンステレーションを構築し、高速かつ低遅延のグローバル接続の実現を目指しています。この打ち上げにより、軌道上の総衛星数は110機となりました。

ワンウェブ社は、3月22日までの3回の打ち上げで74機の衛星打ち上げを成功させた後、2020年3月に事実上の破産申請である米連邦破産法11条の適用を申請していました。しかし、5月28日にはコンステレーションの衛星数を最大48,000機まで増やすための修正要求を米国連邦通信委員会(FCC)に提出し、その資産価値を高める方向に向かいました。

一方、英国政府は、国家安全保障戦略投資基金(National Security Strategic Investment Fund)を通じ、7月4日に英国政府と、インドに本拠地を置き英国で事業を展開するBharti Global社がそれぞれ約5億ドル(約505憶円)以上を出資することになるとの報道がされ、10億ドルで資産の落札が行われました。また、8月のFCCの回答は、軌道上のデブリの緩和に関する懸念を指摘し、1,280機の衛星までの申請しか認めないというものでした。

立て直しが図られたワンウェブ衛星の打上げは、今後はボストチヌイ基地より、順次行われる予定です。

source : 打ち上げ成功記事(ワンウェブ社), ワンウェブ社


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