宇宙技術開発株式会社

ロシアのアンガラA5ロケットの打ち上げ成功

最終更新 2020.12.15

日本時間2020年12月14日(月)午後2時50分、ロシアのアンガラロケットの飛行開発試験の一環として、重量級のアンガラA5(Angara A5)ロケットを、プレセツク宇宙センターより打ち上げました。予定通り上段のBriz-Mとダミー機が、ロケットより切り離され、打ち上げは成功したということです。

プロトンロケットの後継機も務めるロシアの次世代ロケット、アンガラロケットファミリーは、ユニバーサルロケットモジュール(Universal Rocket Module)という共通のモジュールを組み合わせることで、打上げ能力に対応させる設計となっており、1段で使われるURM-1と、2段で使われるURM-2から成ります。URM-1は、軽量級のアンガラ1.2ロケットでは1基使用され、重量級のアンガラA5ロケットでは5基束ねられています。URMではプロトンロケット等で使われていた毒性の強い燃料は使わず、液体酸素とケロシンを使用しています。URM-2もアンガラロケットシリーズの第2段として共通的に使われますが、軽量級のアンガラ1.2では使われません。

今回搭載されたダミーペイロードは、前回2014年に行われたアンガラA5の試験打ち上げ時と同様に、IPMと呼ばれる衛星の質量を模擬したマスシミュレータで、実質的なペイロードではありませんでした。しかし、スケジュールが延び延びになっていたために、ロケットのいくつかの部品の保証期限が切れる恐れがありました。

アンガラシリーズの打ち上げは、2014年7月9日に軽量級のアンガラ1.2ロケットが、2014年12月23日にアンガラA5が打ち上げられて以来であり、今回が3回目の打上げです。アンガラシリーズの打ち上げ用の発射台は、プレセツク宇宙基地とボストーチヌイ宇宙基地(建設中)の2箇所になります。

source : ROSCOSMOS


    関連リンク

    SEDの関連記事