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エレクトロンロケットは13回目の打ち上げで失敗

最終更新 2020.07.07

日本時間2020年7月5日(日)午前6時19分に、ニュージーランド マヒア(Mahia)半島 から13回目のエレクトロンロケットの打上げが実施されました。

エレクトロンロケットを打ち上げているロケットラボ社は、小型ロケットのベンチャーとして力を蓄え、コロナ後すぐの6月13日に、12回目の打ち上げを果たしています。今回、短期間で次の打ち上げに臨みましたが、残念ながらその打ち上げは失敗に終わってしまいました。

第1段ロケットは打ち上げから2分45秒後に順調に分離し、更にその30秒後にフェアリングも無事開頭しました。その後の第2段ロケット燃焼中に問題が発生したと思われます。キックステージから衛星(CE-SAT-IB、5機のSuperDove(Flock 4v)、Faraday-1 )の投入はされていません。

映像で確認できるように、第1段ロケット燃焼中に何か表面のものがはがれていた、マックスQ(最大速度)の後の映像が乱れたなど報告されていますが、関連があるかどうかはわかっていません。第2段燃焼は順調に見えたものの映像は途中でフリーズし、徐々に速度増加と高度低下のモニタ値が示された後にライブ放映は終了されました。速やかに原因究明のための緊急チームが組まれています。

CE-SAT-IBは、キャノン電子の50kg級の地球観測衛星で、光学センサで地上を1mの高分解能で撮影します。コンステレーション計画を持っており、1機目にあたるCE-SAT-1衛星を2017年にインドのPSLVロケットで打ち上げています。

SuperDove(Flock 4v)は、Planet社の3U CubeSatの地球観測衛星。分解能は3m程度で上空にすでに百以上のFlock(Dove)衛星を展開しています。今回は、スペクトルバンドを追加したアップグレード版となっており、SuperDoveと呼ばれているシリーズです。打ち上げが8月にシフトしているヴェガにも、SuperDoveが26機搭載予定です。また、Faraday-1は、英国ベンチャーのIn-Space Missions社が開発した6Uのキューブサットです。

打ち上げから25分後には、ロケットラボ社CEOのピーター・ベック(Peter Beck)氏は衛星3社に陳謝しました。

source : ロケットラボ社


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