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SpaceX社は有人型ドラゴンの緊急脱出装置の最終試験に成功

公開日 2020.01.16|最終更新 2020.01.20

日本時間2020年1月20日(月)午前0時30分に、SpaceX社有人型ドラゴンの緊急脱出装置の最終試験が実施されました。NASAは、スペースシャトル退役後に再び宇宙飛行士を宇宙へ送るための有人型ドラゴン宇宙船の開発を民間へ委託し、その初めての宇宙への試験飛行(無人飛行試験SpaceX Demo)を、2019年3月に成功させました。今回は、宇宙飛行士が搭乗するSpaceX社 有人型ドラゴン デモミッション2 (SpX-DM2)ミッションに向けて、緊急脱出装置の最終試験を実施しました。

試験では、打ち上げから約1分30秒後に飛行中の緊急脱出を行うというシナリオでファルコン9ロケットのエンジン噴射が停止され、有人型ドラゴンはSuper Dracoエンジンを噴射して分離・上昇しました。その後慣性飛行を行い、最も高度の高い地点となった打ち上げから約2分20秒後に、ドラゴンのトランクが切り離されました。小型の Dracoスラスタを噴射して姿勢変更と大気圏突入噴射を行い、打ち上げから約4分48秒後に2つの減速用のドローグシュートを展開し、減速を実施しました。打ち上げから約5分30秒後には高さ2kmで、2つのパラシュートを切り離し、新たに直径16フィートの4つのメインシュートを展開しました。打ち上げから約9分後に有人型ドラゴンは、回収チームのいる大西洋上に着水しました。

スペースX社CEOのマスク氏は、試験の成功を受けて、機体について2月末から3月に準備を整え、2020年第二四半期(4月-6月)に有人型ドラゴン デモミッション2(SpX-DM2)を実施することになるだろうと述べました。

source : NASA


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