宇宙技術開発株式会社

ロシア次世代気象衛星3機目の打ち上げ

最終更新 2019.12.26

日本時間2019年12月24日(火)午後9時3分に、ロシアの気象衛星Elektro-L N3を搭載したプロトンMロケットがバイコヌール宇宙基地から打ち上げられました。打ち上げから9分45秒後に第3段ロケットより分離、DM-03ブースターにより加速、打ち上げから6時間37分後にブースターと衛星は切り離され、静止軌道上に投入されました。Elektro-L N3は、東経165.8度の太平洋上におかれる予定です。

Elektro-L N3はのメインとなる観測カメラは可視・赤外の10バンドの撮影が可能で、地球を1時間に2回、可視1km、赤外4kmの分解能で撮影できる性能です。Elektro-L N1(東経14.5度)は2011年1月に、N2(東経77.8度)は2015年12月に打ち上げられています。米国誌によれば次の打ち上げは2021年にミッション寿命を終えるN1との置き換えが行われることが予定されているということです。

Elektro-L N3は、画像取得だけでなく、地球の気象に影響を与える要素を観測する別の機器も搭載しており、太陽からのエネルギー粒子放出や、磁場の計測、太陽定数の観測なども行います。また、通信ペイロードも搭載しており、地上の観測装置で収集した気象データの中継や、地上で処理した観測画像の配信を行うほか、COSPAS-SARSATネットワークの一部として緊急ビーコンの中継機能も有しています。

source : ROSCOSMOS


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