宇宙技術開発株式会社

NASA商業クルー輸送プログラムのボーイング社スターライナー(無人)無事着陸

公開日 2019.12.20|最終更新 2019.12.23

日本時間2019年12月20日(金)午後8時36分に、ボーイング社CST-100軌道飛行試験Boe-OFT(Orbital Flight Test : スターライナー(Starliner)) (無人) の打ち上げが実施されました。米国からの有人宇宙船の打ち上げ再開を目指して2つ目の宇宙船が国際宇宙ステーションに向けて飛び立ちました。打ち上げは成功しましたが、打ち上げ後まもなくスターライナーが予定の軌道にいないことが明らかになりました。

ほどなくこの問題は、軌道投入後の噴射などのタイミングを管理するタイマーの時計にずれがあったことに起因することが分かりました(原因究明は続行中)。予定のタイミングをはずした噴射によって、燃料をより多く消費したスターライナーは、国際宇宙ステーションに到達する予定をキャンセルすることになりました。その後、スターライナーは、22日(日)の帰還へと予定を切り替えることになりました。

予定変更後は、軌道離脱噴射を日本時間22日(日)午後9時23分頃に実施、9時26分頃にサービスモジュールを分離し、パラシュート展開した後、午後9時58分、ニューメキシコ州にあるホワイトサンズロケット試験場に着陸しました。着陸シーケンスについては、試験を成功裏に進めることができました。

NASA商業輸送プログラムは、昨年夏に公式発表された打ち上げ予定の後ろ倒しに続き、開発に遅れが生じました。有人飛行については、ボーイング社、スペースX社共に来年に持ち越されていますが、ボーイング社は、今回の課題も更にクリアする必要に迫られることになりました。


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