宇宙技術開発株式会社

中国の快舟ロケットが6時間あけて同じ射場で打ち上げ

最終更新 2019.12.10

日本時間2019年12月7日(土)午前11時55分に、吉林一号高分02B(Jilin-1 Gaofen 02B)を搭載した快舟1号甲(KZ-1A)ロケットが、山西省 太原衛星発射センターから打ち上げられました。約6時間あけ日本時間2019年12月7日(土)午後5時22分に、和徳二号A, B(HEAD-2A, B)、天儀16, 17号(Tianyui 16, 17)、天啓四号A, B(Tianqi-4A, B)の6機の衛星を搭載した快舟1号甲(KZ-1A)ロケットが、同センターにて各移動式発射台から打ち上げられました。

吉林一号高分02Bは、先月13日に打ち上げられた吉林一号高分02Aと同じく、観測幅40kmでマルチスペクトルの分解能は3.1m、パンクロマティックの分解能は0.75mの光学センサを搭載した、高分解能の地球観測衛星です。吉林一号は多数の衛星のコンステレーションで構成され、現在の計画では2020年から60機の衛星により、30分に1回の頻度で地上の撮影が出来るシステムとされています。吉林衛星は他にもハイパースペクトル撮影やビデオ撮影など仕様の異なる衛星から構成されています。2030年には吉林衛星のコンステレーションは138機になり10分に1回の頻度のデータが提供される計画ということです。

和徳二号A, Bは、宇宙飛行技術のSAST上海アカデミー(SAST: Shanghai Academy of Spaceflight Technology)により開発され、HEADSpace社により運用されます。天儀16, 17号は、低軌道のコンステレーション計画の衛星で、高分解能の地球観測衛星です。災害監視や海事、農業や環境調査、資源探査など効率よく調査情報を収集します。今回10回目の打ち上げで18衛星を打ち上げているとのことです。天啓四号A, Bは、6UサイズのキューブサットでIoTの低軌道12機から成る通信コンステレーション計画の衛星です。今回の衛星2機が増えたことにより5衛星となります。


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