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ESAの閣僚会議で過去最高の予算が認められる

最終更新 2019.11.29

2019年11月27(水)・28日(木)に、ESAの閣僚級会議Space19+が、スペインのセビリアで実施されました。会議では今後のESAの革新的計画と共に、およそ144億ユーロという過去最大の予算が認められることになりました。

科学分野では、重力波検出衛星LISAとブラックホール観測衛星Athenaに対する予算が認められました。

国際協力プロジェクトとしては、国際宇宙ステーション(ISS)の2030年までの運用継続と、月周回有人拠点ゲートウェイ(Gateway)への参加が認められました。ゲートウェイ計画では、居住モジュールとそれに不可欠な輸送が含まれます。

さらに、NASAと協力して火星からのサンプルリターンを目指すMars Sample Return missionも認められました。

5G時代に向け、最初の柔軟な衛星システム開発と次世代の光学技術と5Gネットワークの統合も計画されています。アリアン6とベガCロケット、再使用可能なESAの新しい宇宙船スペース・ライダー(Space Rider)も予算を獲得しました。

地球観測ミッションでは、気候変動、北極やアフリカのトピックスに結びつけられた11の新しいミッションが追加されました。軌道上デブリの除去、宇宙交通管理(STM)の自動化、小惑星の接近や太陽フレアへの早期警戒とダメージの軽減も行うほか、新たな分野としてサイバー耐性とサイバー訓練への予算配分が認められました。ヘラ(Hera)ミッションもNASAのアステロイドミッションと協力して行われることになりました。

source : ESA 終了後長官インタビュー(YouTube/ESA)


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