宇宙技術開発株式会社

通信衛星と軌道上の燃料補給サービス機が相乗り打ち上げ

最終更新 2019.10.11

2019年10月9日(水)午後7時17分に、ユーテルサット(EUTELSAT)社の通信衛星Eutelsat 5 West Bと、ノースロップグラマン社のMEV-1(Mission Extension Vehicle)が、プロトンMロケットでバイコヌール宇宙基地より打ち上げられました。

Eutelsat 5 West Bは、軌道上のEutelsat 5 West Aと置き替えられる予定です。重さ2740kg、Ku帯の35個の送信機を搭載しています。西経5度の静止軌道上から欧州や北アフリカなどの通信サービスを実施します。設計寿命は15年で、欧州のEGNOS(静止衛星補強型衛星航法システム)のためのペイロードも搭載されています。

MEV-1は重さ2330kgで、約3ヵ月半かけて静止軌道まで電気推進により移動します。インテルサット901(Intelsat-901)衛星は運用を終了した衛星を模擬して、静止軌道から少し高度を上げた墓場軌道で待機します。その状態でMEV-1が、インテルサット901に接近し、複数の画像センサ等を使って至近距離まで近づいた後、地上からの指令でドッキングする予定です。

MEV-1は、静止衛星のミッション寿命を延長するための燃料補給サービスを提供するための実証試験を行います。設計寿命は15年で、推進力と姿勢制御を顧客に提供し、ミッション寿命を延長できます。ノースロップグラマン社に買収される前のオービタルATK社時代からの計画となります。ノースロップグラマン社の子会社であるSpaceLogistics LLC社が、この衛星の寿命延長サービスを提供する予定です。さらに次世代機として、より小規模な軌道制御能力を提供するだけのMEPや、MEVにロボット機能を追加したMRV(MEPの設置もMRVで実施)が計画されています。

source : EUTELSAT社 


    関連リンク

    SEDの関連記事