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火星ヘリコプターが探査車に取り付けられる

最終更新 2019.09.05

NASAは8月27日(火)に、火星を最初に飛行、つまり地球以外の惑星を初めて飛行することになる火星ヘリコプターを、2020年7月に打ち上げを予定しているマーズ2020(Mars 2020)の探査ローバーに取り付けました。取り付けは、NASAのジェット推進研究所内のハイ・ベイ1(High Bay 1)クリーンルーム内で行われました。

ツインローターで太陽発電電力で飛行する1.8キログラムのヘリコプターは、利用時には高さ1m弱ほどの大きさになります。今年3月の試験では、地球大気の1パーセント程度と希薄な火星大気と、摂氏マイナス90度ほどの低温、着陸時の振動を模擬するため、真空チャンバ内での試験を実施しました。また、6月には、多くのフライト試験にパスしたと報告されています(この時公開されているビデオを見るとサイズ感がよくわかります)。そして、8月27日には、火星ヘリコプターは、着陸時の埃から機体を保護するためのカバーと共に、探査車本体のお腹部分に括り付けらました。

なお、マーズ2020の探査車は、火星の北緯18度51分、東経77度31分のジェゼロ・クレーター(Jezero Crater)を着陸地にすることが、2018年11月19日にNASAから発表されています。ジェゼロ・クレーターは、古代に湖であったと目される場所で、生命の痕跡を残しやすい少なくとも5種類の粘土質と炭酸塩を含む岩石のサンプリングが約束されている場所となります。2020年7月の打ち上げ以降順調に行けば、着陸予定日は2021年2月18日になっています。

source : 8月28日記事(NASA)


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