宇宙技術開発株式会社

オリオン宇宙船の緊急脱出試験を実施

最終更新 2019.07.05

NASAが月へと開発を進めるSLSロケットに搭載予定のオリオン宇宙船の緊急脱出システムLaunch Abort System (LAS)の飛行試験(Ascent Abort-2)が、日本時間2019年7月2日(火)午後8時頃に、米国フロリダ州にあるケープカナベラル空軍基地の46番発射台で実施されました。SLSの初フライトは2020年末にアルテミス1(Artemis1)として設定されています。(以前はEM-1と呼ばれていました。)

SLSの初フライトは無人で行われる予定ですが、緊急脱出システムは打ち上げ時の飛行士の安全を確保するために必要な設備です。2018年10月のソユーズ宇宙船での打ち上げでも、ブースターの異常が生じましたが、宇宙船は緊急脱出システムが備えられていたため無事に地球に帰還することができました。これから有人飛行を行う予定のスペースXやボーイングの商業有人宇宙船に関しても緊急脱出システムをは装備します。

今回の緊急脱出システムの飛行試験はAscent Abort-2と呼ばれており、打ち上げ後オリオン宇宙船は高度約9.6kmまで上昇したところで、緊急脱出用のロケットを噴射してロケット本体から離脱し、オリオンカプセルの試験モデルを緊急脱出システムから切り離した後、大西洋上に落下しました。試験時のデータを記録した12台のデータレコーダーは途中で機体から放出され、洋上で回収されました。

source : NASA


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