宇宙技術開発株式会社

中国は黄海より地球観測衛星などの打ち上げを実施

最終更新 2019.06.06

日本時間2019年6月5日(水)午後1時6分に、黄海(こうかい)上の民間の船の上から、固体ロケット長征11号を打ち上げ、地球観測衛星等を軌道に投入しました。中国のロケットが、洋上から打ち上げられたのは初めてであり、近年の中国の宇宙活動の拡大路線に沿い宇宙への輸送路を増やすことに寄与します。

海上からのロケットの発射は米露が共同で商業打ち上げを実施していたSeaLaunchなど、以前よりある方法ですが、海上であれば低緯度に移動することも可能なうえ、ロケットからの落下物による打ち上げ制約も減らせることまた、移動の自由度が高いので、事前の気象条件、環境条件などの外部リスクを避けて打ち上げることができるというメリットがあります。

搭載衛星は、高分解能地球観測衛星の吉林一号高分03A(Jilin-1 Gaofen 03A)、捕風一号A,B、中電網通一号A,B、陶行知共亨教育一号(天啓三号)、和瀟湖一号04(婁衛星)とみられています。 吉林一号高分03Aは重さ42kg、観測幅17km、分解能1mで高度579kmから観測を実施。吉林衛星は12機でコンステレーションをとる商業地球観測衛星で、林業、農業、草地、海洋、資源、環境利用のためのサービスを提供しています。


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