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ロシアの商業通信衛星Yamal-601は軌道投入に失敗

公開日 2019.05.31|最終更新 2019.06.06

日本時間2019年5月31日(金)午前2時42分にロシアの静止軌道通信衛星ヤマル601(Yamal-601)を搭載したプロトンMロケットが、バイコヌール宇宙基地より打ち上げられました。ヤマル601は、打ち上げから約9時間13分後に予定の静止遷移軌道に投入され、打ち上げは成功しました。

ロシア報道によれば、ロケット打ち上げ成功が伝えられたものの、ヤマル601は静止遷移軌道から静止軌道に移動する際、アポジエンジンの噴射実施の推力ベクトルにエラーがあったために、予定軌道に投入できなかったことがわかりました。衛星搭載のスラスタを使っても修正を行うことができないということで、当面衛星を製造したタレス・アレーニア・スペース社は追加チェックを実施することを決めたと伝えられています。

ヤマル601は、欧州宇宙企業大手のタレス・アレーニア・スペース社(Thales Alenia Space)製、半国営の天然ガス企業であるガスプロムの系列企業が所有しています。打ち上げ時の重量は約5.7トン、設計寿命15年で、C帯、Ku帯、Ka帯でサービスを実施する予定でした。

C帯は、東ヨーロッパ、中東、中央アジア、東南アジアなどをカバーしたサービス、KuとKa帯は、主にロシア市場への高速インターネット通信サービスに使われ、東経49度の静止軌道に置かれる予定でした。

source : ROSCOSMOS


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