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ブルー・オリジン社は月探査計画支援にブルー・ムーン着陸船を公開

最終更新 2019.05.14

米ブルー・オリジン社(Blue Origin, LLC)CEOのジェフ・ベゾス氏は、5月10日に独自の月着陸船コンセプトブルー・ムーン(Blue Moon)を、明らかにしました。米国は今年3月26日(火)に行われた第5回国家宇宙委員会ミーティングで、マイク・ペンス副大統領による発表があり、NASAが5年以内に月へ米国宇宙飛行士を送る(2024年までに月面南極域に飛行士を着陸させる)とされたばかりです。

ブルー・オリジン社のブルー・ムーン着陸船は、3.6トンで液体水素タンクや液体酸素タンクを搭載しており、上部にはブルー・ムーンの位置を計測するためのスタートラッカー、反対の端には地球へデータを送るための光通信システムが、また、データ受信のためXバンドアンテナが取り付けられています。推進薬に使う水素と酸素を燃料電池にも供給することで、太陽光が2週間も当たらない悪条件下でも2.5kWhの電力供給を行います。上部幅7mあるペイロードベイには、用途に合わせて上昇船も搭載することができます。

着陸は詳細な月面地図を使い正確に行われる予定で、月軌道に於いて小型衛星を放出することも可能な設計です。月面でローバーが展開されるイメージも公開されました。月面への下降には新開発のBE-7エンジンが採用され、ニューシェパード(New Shepard)の垂直着陸技術を利用します。ブルームーンは、NASAの月面周辺活動の計画に資する内容となっています。発表されたビデオ(フルバージョンでは後半以降がブルームーン計画の内容)も是非ご覧ください。

source : Blue Origin社


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