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NASAの小惑星への衝突ミッションの打ち上げにスペースX社を選定

最終更新 2019.04.18

小惑星への衝突実験を行うNASAの宇宙機ダート(DART:Double Asteroid Redirection Test)は、スペースX社のファルコン9ロケットに搭載して2021年6月に打ち上げる予定であると2019年4月12日にNASAが発表しました。地球から約1,100万km離れた小惑星ディディモス(Didymos)へは2022年10月に到着する予定で、2015年当初の計画(2020年10月打ち上げ2022年5月到着予定)より数か月後ろ倒しの計画となりました。

ダートは、ESAのヘラ(Hera)ミッションと対をなしており、国際的な小惑星危険除去の取り組みミッションであるAIDA(Asteroid Impact & Deflection Assessment)のミッションの一部となります。小惑星ディディモスは、直径800mの主星の周囲を170mほどの月が回っており、ダートはディディモスの月へ接近し、衝突します。

ダートの機体は500kg程度で、秒速6km程度で接近して衝突するという計画であり、搭載されているカメラ(DRACO:Didymos Reconnaissance and Asteroid Camera for OpNav)で撮影が行われます。DRACOカメラは、ニューホライズン冥王星以遠を探査中のニューホライズンズ(New Horisons)の搭載カメラLORRIの流れを汲む後継の装置です。

ダート衝突までの映像は地球へ送られる予定です。衝突後のAIDA後半のミッションが欧州のヘラであり、まだ候補段階ですが、2023年に打ち上げられる計画となっています。ダートの衝突がこの二重小惑星の軌道等に与える変化を観測する予定です。

source : NASA ジョン・ホプキンス研究所


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