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OneWeb衛星6機を搭載したソユーズSTロケット打ち上げ成功

公開日 2019.02.28|最終更新 2019.03.01

日本時間2019年2月28日(木)午前6時37分に、6機のワンウェブ(OneWeb)衛星を搭載したソユーズST-Bロケットが、仏領ギアナ基地より打ち上げられました。打ち上げは順調に進み、打ち上げ約1時間3分から順に2機が、打ち上げ約1時間22分から順に4機のOneWeb衛星が予定軌道に投入されました。

OneWeb衛星について、欧米メディアからここ数年報道されているところでは、米政府が全面利用を検討中のほか、エアバスやコカ・コーラ社といった大手企業からのバックアップ、ソフトバンクからの出資も報じられています。大量生産によって1機あたりの製造コストを下げることを目標としており、注目の衛星打ち上げです。

OneWeb衛星は、高度1,200kmのそれぞれ軌道傾斜角をもった18の軌道に、36機ずつの小型衛星を配置する、低軌道通信衛星のコンストレーションシステムによる衛星インターネット網を構築する計画です。予備機も含めその総数は882機に上る予定です。今回の打ち上げでは軌道傾斜角87.9度の面に投入された模様です。

各機の重さは約150kgとコンパクトながら、2つのオムニアンテナ、Ka帯、Ku帯にそれぞれ2つのアンテナを搭載しています。通信サービスを実施するのはKu帯となります。下り200Mbps、上りも50Mbpsとパワフルですが、低軌道の故に、シームレスな通信環境を提供するという特長は、コンステレーション体制が構築されるまではまだ十分には活かせません。今回は6機の打上げでしたが、今後はソユーズロケット1回の打ち上げで32機を投入する予定とのことです。

世界各国どの場所でも、シームレスな通信環境を提供するというこの夢のような通信衛星のコンステレーションですが、ここ数年大手他社の計画が立て込んでいます。いずれにせよ、低・中軌道の通信衛星のコンステレーション時代の本格的な幕開けとなりました。

source : アリアンスペース社


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