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NASAはスフィアーエックスを新たな天文ミッションとして採択

最終更新 2019.02.19

NASAは、新しい天文衛星としてスフィアーエックス(SPHEREx: Spectro-Photometer for the History of the Universe, Epoch of Reionization and Ices Explorer)を2023年に打ち上げる計画として採択したことを発表しました。NASAのエクスプローラープログラムとして採択されたもので、このプログラムでは、1958年に打ち上げられ地球周囲のヴァン・アレン帯を明らかにしたエクスプローラー1号(Explore 1)を最初に、90以上のミッションが遂行されています。

スフィアーエックス(SPHEREx)は、2年間のミッションを予定しています。可視・近赤外線域の96の異なる波長で全天観測を行い、従来のカラー解像度をはるかに超える全天マップを作成します。全天観測に於いては、私たちの銀河内の1憶以上の恒星だけでなく、銀河系外にある3憶以上の銀河系に対するデータも収集します。こうしたデータから、2020年に打ち上げが予定されているジェームズ・ウェッブ望遠鏡や、2009年12月に打ち上げられたワイズ(WISE: Wide-field Infrared Survey Explorer)宇宙望遠鏡のような望遠鏡に於ける、将来的な詳細探査の研究目標を識別します。

ミッションの主任研究者は、カリフォルニア工科大学のジェームズ・ボック氏(James Bock)で、ミッション全体の管理はNASAのジェット推進研究所(JPL)が実施します。スフィアーエックス(SPHEREx)の機体とミッションインテグレーションはボール・エアロスペース(Ball Aerospace)社が実施、韓国天文研究院(Korea Astronomy & Space Science Institute)が試験機器と科学的な解析で貢献予定です。なお、エクスプローラープログラム自身は、NASAのゴダード宇宙飛行センターが取りまとめています。

source : NASA


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