宇宙技術開発株式会社

ドラゴン16号機は国際宇宙ステーションへ到着

公開日 2018.12.06|最終更新 2018.12.10

日本時間2018年12月6日(木)午前3時16分に、スペースX社商用補給機ドラゴン16号機(Space X CRS-16 (SpX-16)/Dragon)を搭載したファルコン9ロケットが、ケープカナベラル空軍基地から打ち上げられました。打ち上げは順調に推移し、打ち上げから約10分後に、ドラゴン16号機は予定軌道に投入されました。10月の有人打ち上げソユーズの失敗後、11月17日にプログレス71Pとノースロップグラマン社商用補給機10号機(NG-10/Cygnus)が成功し、今回は無人補給機として3機目の打ち上げ成功となります。

また、第一段ロケットは今回初めて使用する機体で、射点(Landing Zone 1 (LZ-1)) への回収を予定していましたが、グリッドフィンの駆動に使う油圧ポンプが動作を停止したために沖合に着水しました。ビデオでも、機体がスピンしながらも制御され、着水直前に速度を大幅に落としたことが確認できます。海上にソフトランディングした機体は回収されました。

今回打ち上げられたドラゴン16号機CRS-16は、2017年2月のミッションCRS-10で使用されて回収したカプセルを再使用した機体です。実験装置やシステム機器、クルーへの補給品など、2,500kg以上の補給品を搭載しています。

ドラゴン16号機船外のトランクには、JEMの船外実験プラットフォームに取り付ける、森林高を測定するためのレーザー観測装置ジェダイ(GEDI: GlobalEcosystem Dynamics Investigation)と、軌道上での燃料補給実験装置PRM3 (Robotic Refueliling mission)が搭載されています。ジェダイは森林の垂直構造や被害からの回復状況などをグローバルスケールで把握するためのセンサーで、PRM3は国際宇宙ステーション(ISS)のトラス上にある保管場所に取り付けて試験されます。

また今回初めて、商業用の小型衛星放出機構スリングショット(SlingShot)が船内に搭載されて運ばれており、ISSに結合中のノースロップ・グラマン社の商用補給機10号機(NG-10/Cygnus)がISSを離脱する際にハッチに取り付けて、宇宙ステーションから分離後に、最大18個のキューブサットを放出することが可能な設計となっています。

source : スペースX社

日本時間12月8日(土)午後9時21分に、ISSのロボットアームによりドラゴン16号機は捕捉され、9日(日)午前0時36分にISSのノード2ハーモニーに結合しました。

source : 捕捉記事(NASAブログ), 結合記事(NASAブログ)


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