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衛星画像がとらえた米カリフォルニア州火災

最終更新 2018.11.20

このところ毎年のように森林火災の報道がある米国カリフォルニア州ですが、11月8日から生じている森林火災(ウーズリー地域火災)は、カリフォルニア史上最悪となっています。11月13日には消防士5000人以上が対応する事態と報じられています。焼失面積も少なくとも9万6,000エーカー以上、15日にはサンタモニカ山地国立レクリエーション地域の88パーセントが焼失しました。傾斜30度以上の山岳域では、車や重機が使えないため、消防士たちが直接消火活動を行わなくてはなりません。消火活動でも手こずる山岳地域ですが、更に焼失したまま放置すれば、その後の地滑りなど新たな問題が起こります。

NASAの地球観測のページでは、米国のランドサット衛星が持つ可視光データと短波長赤外のデータを組み合わせて作成した強調画像が公開、紹介されています。NASAのテラ衛星に搭載されるMODISセンサのデータを使った煙モデルは、火災の様子がよくわかります。

カリフォルニア州火災
Copyright(C) NASA Earth Observatory
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また、焼失後の評価も衛星データと地形モデルを使い実施されます。更に煙の広がりのモデル、PM2.5による被害域についてもGOESモデルなどが公開されています。森林回復のために役立てられる調査RECOVERプロジェクトは、土地管理局や、林野局、国立公園庁、州などの150以上のユーザーをもった活動となっています。

なお、18日の同火災報道では、焼失跡は9万7,000エーカー(393平方キロメートル)となっています。

source : NASA Earth Observatory, 11月18日報道(NASA Earth Observatory)


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