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ソユーズ打ち上げ失敗 飛行士たちは無事帰還

最終更新 2018.10.12

日本時間2018年10月11日(木)午後5時40分に、国際宇宙ステーション(ISS)第57次および第58次長期滞在ミッション用ソユーズMS-10(Soyuz MS-10) を搭載したソユーズFGロケットが、バイコヌール宇宙基地から打ち上げられました。NASAの公式発表では、ブースターに異常が生じたため、宇宙船はブースターから切り離され、宇宙飛行士2人が乗るソユーズのカプセルはカザフスタンに無事着地しました。宇宙飛行士とは着陸後まもなく連絡がとれ、現地で無事を確認した後、ヘリコプターでまずバイコヌール宇宙基地へ運ばれました。

その後の状況の確認、および、欧米メディアからの情報を総合すると、緊急脱出システムは、打ち上げから123秒後に起動したとのことです。打ち上げライブビデオでは、ビデオ開始2分43秒辺りになります。

ロケットの先端に装備した緊急脱出ロケット分離は打ち上げ後114.6秒、ロケットの第1段(4本の補助ブースター)分離が117.8秒後、ロケットのコアステージ(第2段と3段)からのソユーズ宇宙船の分離は122秒後に起きたようです。緊急脱出用のロケット分離後に起こった異常に対応して、自動シーケンスで別の小型のロケットモータを作動させた緊急脱出が行われ、正常に機能したことになります。

ロケットからソユーズ宇宙船が分離された後は、打ち上げから160秒後に宇宙飛行士が乗ったカプセル(降下モジュール)が分離され、弾道状態で飛行した後、パラシュートを開いて降下しました。今回の事故原因の究明はこれから本格的に行われますが、ロシアのメディアによれば、第1段ロケットブースター4本のうちの1本の加圧バルブが開かなかったため、中央のコアロケット(2段)から正常に分離ができず、コアロケットの構造に衝突したか、姿勢を崩したことにより、機体が破壊されたのではないかとの報道も出ています。

source : NASA, ROSCOSMOS, Russianspaceweb.com


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