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6月27日「はやぶさ2」の小惑星到着に関する記者会見

公開日 2018.06.26|最終更新 2018.06.27

2018年6月27日(水)午後4時から「はやぶさ2」の小惑星到着に関する記者会見が開催されました。JAXAサイトでライブ配信が行われました。

地球のカラー画像と比較したリュウグウの画像からは、リュウグウがとても暗い天体であることがわかります。化学推進系スラスタの噴射が予定通り行われ、「はやぶさ2」の状態が良好であることも、昼頃のプレスリリースから先にお知らせされています。海外からは惑星到着を祝うメッセージも届けられました。

ビデオでは、8月小惑星ベンヌ(Bennu)到着に向かうオサイリス・レックス(OSIRIS-REx:Origins-Spectral Interpretation Resource IdentificationSecurity Regolith Explorer)ミッションについても紹介され、今回の「はやぶさ2」ミッションと、これからの小惑星ミッションに関し、強い国際協力の絆が述べられていました。今後は、でこぼこな表面のどこにタッチダウンしてサンプルを取得するのかなど、来年まで続けられる近接観測と実験に焦点が当てられます。

6月27日「はやぶさ2」の小惑星到着に関する記者会見(JAXA), 6月27日記者会見資料(JAXA:PDFファイル)

「はやぶさ2」からリュウグウの画像が届く度に、これからの探査への期待が高まってきます。観測の仕組みや、サンプリングの方法、来年まで続く予定はどうなっているのでしょうか。これからの発表で、柔軟に組み上げられる詳細や日時は、明らかにされると思われますが、過去に発表された資料や画像も今一度見てみるのも良いかもしれません。

「はやぶさ2」情報源資料(2018年6月27日公開)の中には、15ページ以降に主要機器の説明が掲載されています。各搭載機器の説明なども詳しく、サンプリング装置のサンプルをキャッチする仕組みや、衝突装置とその試験の様子も紹介されています。今年行われるタッチダウン運用の後に、来年展開予定とされている、独仏協力の小型着陸機ローバー MASCOT、宇宙研、大学コンソーシアムのミネルバII-1と2で展開する3つのローバー(Rover-1A, 1B, 2)の概要もまとめられています。2018年4月19日に事前にまとまられたものなので、まだリュウグウの形状が球形に近いモデルであることも、天体に於ける接近探査の必要性を教えてくれます。推進系や運用についてもわかる、133ページのボリュームある資料となっています。

「はやぶさ2」情報源資料(2018年6月27日公開)(JAXA:PDFファイル)

また、10キログラムほどの着陸ローバーMASCOTの、「はやぶさ2」からの投下と着地、着地面変更などについて、説明ビデオが公開されています。ジャンプ移動機構がよくわかるので紹介いたします。

MASCOT説明ビデオ(YouTube/DLR:日本語版),MASCOT説明ビデオ2018/4/9(CNES)


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