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延長ミッションで準惑星セレスを更に低軌道から観測

最終更新 2017.10.26

現在準惑星セレス(Ceres:ケレスとも言う)の観測を進めるNASAの探査機ドーン(Dawn)ですが、高軌道、中軌道、低軌道の観測の後に延長ミッションとして高度を上げ、様々な軌道で観測を続けています。

2回目の延長ミッションとして、ドーンは新たな楕円軌道へと移行し、セレス表面から200kmより接近する計画を立てています。今までの低軌道観測で実施した最低高度の385kmよりも更に低い高度になります。拡張期間での優先的な観測はセレスの上層に含まれる氷の含有割合で、搭載しているガンマ線・中性子線スペクトロメータからのデータ取得や可視赤外マッピングスペクトルメータでの画像撮影が行われる予定です。

延長期間中の2018年4月には準惑星セレスが最も太陽に近づくためセレス表面の氷が水蒸気に変わるかもしれないことが期待されます。ドーン探査機がセレスを来訪する以前に、ESAのハーシェル宇宙望遠鏡によりセレス表面には一時的に大気中への水蒸気放出が検出されたことがあります。

ドーン探査機はセレスを保護する目的から、着陸も衝突もしない計画とすることがあらかじめ決められており、2018年後半まで運用される予定です。

source : NASA


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