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カッシーニの見た最後の風景

最終更新 2017.09.20

NASAの土星探査ミッションカッシーニ(Cassini)は、日本時間2017年9月15日(金)午後8時55分に、最後を迎えました。ビデオでは、米カリフォルニアにあるNASAのジェット推進研究所の管制室で感動的な最後を迎える様子が確認できます。最後を迎えたカッシーニのカメラは、突入時の正面の土星のカラー画像を送ってきた他、北緯9.4度、西経53度付近の可視・近赤外分光計による土星大気のデータも取得しています。

source : NASA

     »最終画像カラー/モノクロ(NASA/JPL)

カッシーニの終了にあたって、どのような姿勢で土星に飛び込んでいったのか、視覚的にわかるように設定してあるページもありますので、是非ご確認下さい。

     »カッシーニファイナルシーケンス画像(NASA/JPL)

最終日を迎える前の8月28日(月)、カッシーニは土星の月エンケラドスを最終撮影しました。欧州宇宙機関ESAは、カッシーニに搭載した狭視野カメラ(narrow-angle camera)で110万kmから86万8000km離れた距離からエンケラドスの夜側を撮影した画像をGIF動画で紹介しています。土星からの反射により、夜側も一部明るくなっています。下部の夜側の極方向からは、水成分の噴出も含むため話題となったプルームが放出される様子が、映し出されています。

     »エンケラドスのプルーム最終画像(ESA)

おとなり木星へのミッションは、既に木星に到着しているジュノー(Juno)や2022年のジュース(Juice)があります。しかし、土星ミッションは、カッシーニ終了後しばらく設定されていません。最も近いものとして、NASAで2020年以降となる土星の月エウロパ(Europe)を目指したミッションEuropa Clipperが計画されています。


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