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ハリケーン・ハービーによりテキサス州で大規模洪水が発生/span>

公開日 2017.08.30|最終更新 2017.08.31

メディアでも伝えられているように、米国ではハリケーン・ハービーによる豪雨被害が出ています。25日にテキサス州南東部にカテゴリー4という強い勢力で上陸したハリケーン・ハービーは、27日には熱帯低気圧に変わったものの停滞するタイプのため、テキサス州周辺では依然として大雨が続いており、広い範囲で浸水被害が生じています。

周辺海域の水温が高く、水分を巻き上げ発達したことも、大雨の原因となりました。8月27日のNASAの気象観測衛星GOES-EASTのVIS/IRセンサの画像に全球降水観測計画主衛星GPMの二周波降雨レーダーのDPRデータを重ねた画像も示されています。ピーク時には1時間あたり96mmの降雨を観測した場所もあります。8月21日から28日まで衛星の観測データから解析した降水量の合計は、ヒューストン中心部などで500mmを超えています。9月1日までにさらに400から600mmの雨量が予想されると注意が行われています。

ヒューストンの近郊に位置するNASAジョンソン宇宙センター(JSC)での降雨量も28日には671mmを超え、付近の道路も浸水で分断されていることから閉鎖されています。JSCでは国際宇宙ステーション(ISS)の運用を行っていますが、運用に必要な最低限の要員はミッション管制センター内に残り続け、運用しているとのことです。

NASAからは、GPMデータによる25-28日の全降水量推移や、SMAP(Soil Moisture Active Passive)衛星による土壌水分量の比較が公開されています。アクア(Aqua)衛星のAIRSセンサからは雲頂温度が公開されており、摂氏マイナス53度と非常に低い温度となっていることがわかります。この温度が低いほど降水量が多くなる傾向があります。

また、ドイツ宇宙機関DLRのNASAからは、TerraSAR-X衛星のデータを利用して浸水域マップが公開されています。

source : NASA


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