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シグナス7号機がミッションを終えて大気圏に突入

最終更新 2017.06.13

オービタルATK社の商用補給機シグナス7号機(OA-7/Cygnus)は、日本時間6月4日(日)午後10時10分に国際宇宙ステーションから分離した後、長さ1mの大型の生地(綿とガラス繊維の生地)を使って燃焼試験を行うSAFFIRE-III実験を、シグナス船内に設置した実験装置内で実施しました。以前行われた同様の実験であるSAFFIRE-Iでは空気の流れをゆっくりにしていましたが、今回は流れを速めて実施しました。今回の実験により、コンピュータモデルの精度を向上させることができるようになります。

SAFFIRE実験以前に行われた宇宙での燃焼実験では、より小さな(長さ10cmの)サンプルを使っていました。そこで得られた宇宙での燃焼試験の結果は、地上での試験よりも低温で燃え、燃焼速度も小さく、酸素濃度も低い状態で燃えていました。

SAFFIRE実験結果から分かった最大の驚きは、サンプルに燃え広がる速度が遅いということで、予想していた速度の1/3でした。燃え広がるのが遅いということは、火災への対応をする場合には好ましい一方で、煙の発生が遅く煙感知機が検知するのが遅くなります。また、炎の移動速度が遅いと一酸化炭素の発生量も増えます。

source : NASA

NASAからは、シグナス7号機が12日(月)午前2時12分に大気圏再突入したと報告されました。

source : 関連記事(NASA)


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