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4日のスペースX社商用補給機ドラゴン11号機の打ち上げ成功

公開日 2017.05.26|最終更新 2017.06.05

雷の影響のため打ち上げが2日から4日に延期されたスペースX社商用補給機11号機ドラゴン(Space X CRS-11 (SpX-11)/Dragon) は、日本時間2017年6月4日(日)午前6時7分に、ケネディ宇宙センターよりファルコン9ロケットで打ち上げられました。

打ち上げは順調に進み、ロケット第一段はケープカナベラル空軍基地のLanding Zone 1に着陸・回収されました。陸上への帰還は5回目で、今年3回目の回収に成功しました(回収の成功は計11回目です)。今回は第一段だけでなく、ドラゴン宇宙船の再利用も初めて実施されました。

ドラゴン宇宙船の主な搭載品は、船内貨物(計1,665kg)として、科学装置1,069kg、搭乗員補給物資242kg、機体補給品199kg、船外活動機器56kg、コンピュータ27kg。

船外貨物(計1,002kg)として、伸展式の太陽電池アレイ(ROSA:Roll-Out SolarArray)、中性子星観測装置(NICER:Neutron Star Interior Composition Explorer)、地球観測装置用の船外マルチユーザプラットフォーム(MUSES:Multiple User System for Earth Sensing)が搭載されています。今回運搬する貨物の合計重量は2,708kgです。

なお、船内貨物として、日本のBirdプロジェクト教育プログラムのキューブサット5機も運搬しています。

source : NASA, 打ち上げ前記者会見のビデオ(YouTube)

なお、オービタルATK社の商用補給機シグナス7号機(OA-7/Cygnus)は、当初の予定では7月中旬に国際宇宙ステーション(ISS)から分離する計画でしたが、内部の廃棄品は既に満載状態になっていたため、SpX-11が打ち上げを延期した機会を利用して、6月4日(日)午後10時10分に分離されました。

source : NASA

切り離し後のシグナス7号機では、SAFFIRE III実験を実施する予定です。SAFFIRE IIIは、SAFIRE Iと同様に1つの大型の生地を燃焼させる実験を実施予定ですが、Iと異なり空気の流量を変えています。SAFFIRE IIでは、9つの異なったサンプルの燃焼試験を行いました。

また、次のフェーズのSAFFIRE IV-VI実験は2019年の飛行から行う計画で、炎の熱量と大きさを増加させ、火災後のクリーンアップシステムの試験を行う予定です。

source : NASA


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