宇宙技術開発株式会社

小型衛星打上げ用のエレクトロンロケット試験機を打ち上げ

公開日 2017.05.16|最終更新 2017.08.10

ロケットラボ(Rosket Lab)社の小型衛星打ち上げ用のエレクトロン(Electron)ロケットの初打上げが、何度か悪天候で延期されたものの日本時間2017年5月25日(木)午後1時20分に、ニュージーランド北島のMahia半島の射点から行われました。テストフライトのため今回、衛星は搭載していません。

計画では、第1段が2分37秒後に分離、第2段点火後フェアリングの開頭・分離が打ち上げ後3分5秒後、第2段とペイロード分離は打ち上げ後7分27秒後となっていました。打ち上げ後、2段への着火とフェアリング分離までは実行が確認されましたが、軌道には到達しなかった模様で、原因は究明中です。発表では、今年計画されている3回の試験のうちの最初のフライトで、次回フライトに向けて作業が進められるとのことです。

エレクトロンロケットは、直径1.2メートル、全長17メートルで最大150kgのペイロードを、高さ500キロメートルの太陽同期軌道へ打ち上げが可能な2段式の液体ロケットです。

エレクトロンロケットの特徴は、液体推進薬の供給に燃焼ガスタービンで駆動するポンプは使わずに、モータでポンプを駆動することでシステムをシンプルにしています。また機体に複合材を使って軽量化したり、3Dプリンターでエンジンのパーツを製造するなどによりコストを下げるコンセプトです。

source : ロケットラボ社


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