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シグナス7号機の延期について

公開日 2017.03.24|最終更新 2017.03.30

オービタルATK社の商用補給機シグナス7号機(OA-7/Cygnus)の打上げは、3月24日から27日に延期、30日以降に延期に引き続いて、4月中旬以降へと延期されました。

今回の打上げは、オービタルATK社のアンタレスロケットではなく、NASAからの要請により、打上げ能力の大きなアトラス5ロケットで打上げを行うことになりましたが、アトラス5ロケットの油圧系で問題が見つかり打ち上げが延期されていました。原因は地上設備(GSE)側にあり、修理を終えて試験を行ったところ、油圧系で新たな問題が見つかったため、さらに延期することになりました。

米国メディアでは、国際宇宙ステーション(ISS)で4月6日に予定されていた船外活動で交換予定のアビオニクスボックスも搭載予定であったために、この船外活動もOA-7の到着以降へと延期予定と伝えられています。

OA-7に搭載される主な実験装置は、以下のものがあります。
 ・CubeSat(28機のQB50-ISSを含めて34機をISSから放出予定。その他、ISSから分離後に4機を放出予定)
 ・宇宙機での火災実験 Saffire III
 ・米国の新しい植物栽培装置 Advanced Plant Habitat など

今回のシグナスはISSに滞在した後、再突入時までの間に、Saffire IIIの実験が行われる計画です。今回は可燃性試験以外に燃焼ガスや粒子の検出、火災後の空気の吸引・浄化のテストベッドとしても使われます。

なお、シグナス7号機OA-7の打ち上げ準備作業が、ケネディ宇宙センターで行われている一方、NASAのワロップス飛行施設ではシグナス8号機OA-8の準備が進められています。5月までにはロケットのインテグレーションと、シグナスに搭載するペイロードの準備を行う計画で、打上げは夏を予定しています。

source : NASA


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