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NASA太陽系外惑星システムのひとつに7つもの地球型惑星

最終更新 2017.02.24

NASAは、みずがめ座に位置する太陽系からおよそ40光年離れた恒星が、7つもの地球型惑星を携えていることを、22日夜に発表しました。これは1つの恒星を回る惑星系が持つ地球型惑星として、これまでの最多の記録となります。

この記録は、NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡と、南米チリにあるトラピスト(TRAPPIST)望遠鏡により、惑星が恒星前を通過する時の減光を観測するトランジット法を用いて観測、明らかにされました。2016年5月にトラピスト望遠鏡は、トランジット法により発見した3つの惑星を発表、その後欧州の大型望遠鏡、スピッツァー宇宙望遠鏡での検証により、7つの惑星が条件にあてはまることがわかりました。

恒星は、これに因みトラピスト1(TRAPPIST-1)と呼ばれており、太陽よりも温度の低い矮星となっています。惑星系の惑星名は、恒星名にアルファベットを付けて呼ばれますが、b~hまでの7つが、液体水が存在し得る岩石性の惑星で、その内3つについては、生命の存在し得る温度にあたる狭義のハビタブルゾーンに条件が合致します。

詳細は22日発行のネイチャー誌に掲載されました。

太陽系外の惑星系の発見については、コロー(COROT)、ケオプス(CHEOPS)、ケプラー(Kepler)、テス(TESS)といった系外惑星に焦点を絞った欧米の宇宙望遠鏡ミッションの他に、地上観測網での観測、ハッブルやスピッツァーといった宇宙望遠鏡での検証など、多くの観測が実施されています。

来年打ち上げ予定になっているジェームズ・ウェッブ(James Webb)望遠鏡は性能が向上し、更にこうした系外惑星を深く知るために力を発揮することが期待されています。

source : NASA


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