宇宙技術開発株式会社

スターライナーに搭乗する宇宙飛行士が着用する青色の宇宙服を公開

最終更新 2017.01.27

ボーイング社の商業宇宙船CST-100スターライナー(※)で着用する新型宇宙服のデザインが25日発表されました。NASAの安全性と機能要求を満たし、最新技術を導入しており、より軽く、より動きやすい素材と関節パターンを採用しています。ヘルメットとバイザーは取り外し式ではなく、スーツに組み込まれた構造です。グローブは装着したままでもタッチスクリーンを操作できる素材を採用。スーツを着用した状態でもより涼しく過ごせるよう換気を考慮しつつも、気密性は確保しています。

重さは9kgほどで、スペースシャトルの機内用スーツ(LES:Launch Entry Suit)に比べて約4.5kg軽量化されました。靴部分も含め水蒸気は外へ逃がすことができますが、空気は逃がさない素材で作られています。このため、安全を犠牲にすることなく、より涼しい環境が保てるようになりました。

立ったり座ったりというひじやひざの動きをスムースにできる関節部を工夫した他、立ったり座ったりする際でもスーツが体にフィットしやすくするようジッパーを適切に配置し、ヘルメットを被ったり、脱ぐときもジッパーで開閉します。船外活動用の宇宙服が既に国際宇宙ステーション上にあるため、CST-100搭乗時のみの使用という条件でシンプルな作りを優先して開発されました。

なお、スペースX社の有人宇宙船ドラゴンも含め、商業宇宙船による有人飛行は、2018年から開始する予定となっています。これらの商業有人宇宙船の開発試験には、NASA宇宙飛行士サニータ・ウィリアムズとエリック・ボー、ボブ・ベンケン、ダグ・ハーレーが訓練を兼ねて参加しています。

※CST-100スターライナーは、ULA社のアトラスVロケットの先端に搭載されて打ち上げられる予定のボーイング社の商業宇宙船。宇宙飛行士を乗せ、再び米国本土から国際宇宙ステーションへ打ち上げる有人宇宙船の1つ。

source : NASA


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