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NASAの深宇宙探査にルーシーとサイキ新たに2ミッションが選定される

最終更新 2017.01.10

NASAは、2020年以降実施の深宇宙探査のためのディスカバリープログラムに、ルーシー(Lucy)とサイキ(Psyche)の2ミッションを選定しました。2015年10月に、金星の大気観測やSAR観測、地球近傍天体の捜索カメラという他の3ミッションと共に候補として挙げられました。

ルーシーは、木星のL4、L5に存在している木星のトロヤ群(木星の公転軌道上にある小惑星群)の小惑星計6つに接近して観測する探査機です。

現時点での計画では、2021年10月に打ち上げ、2025年4月に通常の小惑星帯にいる小惑星1981EQに接近、2027年から2028年にかけて木星のL4にある4つの小惑星を観測した後、2033年にはL5にある小惑星1つに接近観測を行う予定となっています。

一方、サイキ(小惑星プシケ(16 Psyche)の英語での発音は「サイキ」となります)は、火星と木星の間の小惑星帯にある金属質で出来た珍しい小惑星プシケを様々な高度で周回しながら、搭載しているセンサで調査を行います。

現時点での計画は、2023年10月に打ち上げ、地球と火星でスイングバイした後、2030年に小惑星プシケに到達し、周回観測を開始する予定です。20ヶ月間の周回観測中、高度を徐々に下げた軌道で周回観測します。小惑星プシュケは、小惑星の中では比較的大きく直径210kmほどで、鉄やニッケルを中心とした金属が豊富に存在しています。こうした組成は他の小惑星とは異なっており、原始惑星が数十億年以前の衝突などを経て核だけが露出したものと考えられています。

source : NASA


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