宇宙技術開発株式会社

国際宇宙ステーションの通信能力を倍増

最終更新 2016.12.15

国際宇宙ステーション(ISS)等の軌道上の宇宙機との通信を中継する米国のデータ中継衛星を使用するスペースネットワーク(SN:Space Network)の速度が、大きく改善されました。ISSの場合、これまでの150Mbpsから300 Mbpsの速度に倍増されました。

大幅な改善をはかったことで実現されました。データレートの増強はグアムの地上局のダウンリンク(受信)側の設備から開始され、現在はニューメキシコ州のホワイトサンズ地上局の設備とグアム局の送信側のハードウェア交換が行われています。

SNは、ISS以外にもNASAの40以上のミッション(ハッブル宇宙望遠鏡など)をサポートしています。2017年夏には、軌道上のデータ中継を行うNASAの新たな衛星として追跡データ中継衛星TDRS-Mが打上げられ、約半年の軌道上チェックアウトが終了するとSNに追加される予定になっています。

なお、ISS側では、2010年のSTS-132/ULF-4で2つめのKuバンドアンテナが設置され、ハード的には既に300Mbpsに対応できるようになっていましたが、地上局側の設備が高速通信に対応していなかったため、現在までかかっていました。

source : NASA