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今年北極海の氷結はゆっくりと進行中

最終更新 2016.12.01

欧州クライオサット(CryoSat)衛星による観測では、11月の北極氷は過去最小と報告されています。過去最低の体積となった2011年や2012年と競うほどの量で、初期の凍結値としては平年の値よりも10%程度少なくなっています。

米国雪氷データセンター(US National Snow and Ice Data Centre)の報告では、今年9月の北極地域を覆う氷の面積は410万平方メートルに低下し、2011年9月の海氷面積より少なくなったと伝えられています。

一方、欧州のクライオサット衛星の観測では、夏の終わりで平均116cmの厚さで、これは2011年よりも多くの氷が存在したことを示しています。しかし、その後の凍結の動きが緩やかで、通常11月は1日当たり161立法キロメートル凍結が進むのに対し、10%ほど低い1日当たり139立法キロメートルで、11月末に氷の全量は10,500立法キロメートルとなっています。

これは史上最低となった2011年11月のコンディションと同等で、ボーフォート海および東シベリアとカラ海のような南の地域の氷が、更に少なくなっていることも示しています。

クライオサット衛星はレーダー高度計を持っているため、このような氷の体積の変化を記録できます。

source : ESA


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