火災実験IIを終えたシグナス補給機は大気圏突入

公開日 2016.11.22|最終更新 2016.11.28

国際宇宙ステーション第50次長期滞在ミッションの指揮官シェーン・キンブロー飛行士とフライトエンジニアのトマ・ペスケ飛行士の運用するカナダアーム2から、日本時間2016年11月21日(月)午後10時22分、オービタルATK社商用補給機5号機(OA-5/Cygnus)をリリースする信号を送信しました。

国際宇宙ステーションから切り離されたOA-5は、宇宙ステーションから十分安全な距離で、この後航行を続け、シグナスの船内でSaffire-II(The pacecraft FireExperiment-II)実験装置を使った火災実験(素材の可燃性試験)が実施されました。Saffireは3回の実施が計画されており、Suffire-IIは2回目の実施となります。

Saffire-II実験では、9つの試料を燃焼させました。試料の中には荷物の保管バッグなどに使われている耐炎性があるノーメックス(Nomex)繊維や、宇宙船の窓に使われているアクリルガラス(plexiglass sheet)が含まれています。

記事中の最初のビデオ(Sample 7)がノーメックス、2つ目のビデオ(Sample 9)がアクリルガラスの薄いシートを燃焼させた様子です。

その後、25日に米国Spire社のLEMUR-2キューブサット4機は、ナノラックス(NanoRacks)社の船外放出装置(External Deployer)から放出される予定です。

LEMURは、GPS信号が地球に掩蔽される様子を測定することで、温度、気圧、湿度の垂直分布を把握する商用気象観測衛星として使われるほか、AIS(船舶自動識別装置)を使って船舶を追跡する、超小型衛星です。

OA-5は、約6分間の軌道離脱噴射を行い、日本時間11月28日(月)午前8時36分頃に大気圏突入、ミッションを終了しました。

source : NASA


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