イタリア中部地震など干渉データに関する欧州のデータ公開サービス開始へ

最終更新 2016.11.01

日本では地震の際、緊急観測として、だいち2号がマイクロ波を使ったSARによる観測により、地震前後の地上の変化などについて検出し、発表を行っています。欧州で打ち上げられている、同様のSARセンサを搭載するセンチネル1号衛星(Sentinel1A/1Bの2機)でも、ずれを観測する干渉画像を作成できます。

イタリア中部では、8月および10月26日にも大きな地震が起こっています。欧州宇宙機関ESAでは、自動でこうした広い範囲の干渉データ(2枚の画像の小さなずれを検出)を作成して公開するサービスを始めるということです。干渉データを使うとセンチメートルレベルからミリメートルレベルの変化検出も可能と言われています。

そのサービスでは、欧州全土(200メートルブロック、300万平方キロメートル)に亘る範囲を6日間で、1日あたりでは平均50のペア画像を自動的に生成します。

また、来年には、欧州以外(通常12日、最大24日)の範囲まで広げる予定で、1日あたり130ペア画像を作成するとのことです。毎日1テラバイトのデータとなり、サービスのために膨大なクラウドベースのプラットフォームが構成されます。

一方、光学画像を含めた、こうした災害の緊急観測については、欧州のコペルニクスプログラムにより、観測データとマップが公開され、様々な支援活動に利用されています。その他、民間での光学センサ画像取得情報も公開されています。

source : ESA


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