宇宙技術開発株式会社

木星探査機ジュノーは2回目の木星フライバイ時にセーフモードに移行

最終更新 2016.10.21

NASAの木星探査機ジュノー(Juno)は、2016年の7月4日(日本では5日)に、木星を53.4日で周回する軌道に入り、木星観測を開始しました。ジュノーは、木星への接近と距離をとることを繰り返す長楕円軌道を周回しており、10月19日に 軌道制御を行って14日間で木星を周回する軌道に移行する予定でしたが、トラブル(メインエンジンへ送る推進薬を加圧するためのヘリウムバルブ2基のトラブル)のために延期したことが15日に発表されています。

木星への2回目の接近を行った10月18日の最接近13時間前には、探査機がセーフモード入ってしまったことが確認されました。初期的な解析で搭載コンピュータがリブートしたことが原因とされ、この時の観測は行われませんでした。

ジュノーに搭載されている教育・広報用のカメラであるジュノーカム(JunoCAM)は、最初の最接近となった8月27日の観測も実施しており、データの公開が行われています。

木星周囲を14日間で周回する軌道への移行は、次回の木星接近を予定している12月11日まで先送りにされました。次回の最接近時にはジュノーの観測装置は全て起動して観測が行われる予定です。8月27日の接近時の観測データからは、木星の磁場とオーロラは当初考えていたよりも強力であったことが確認されました。この観測データの解析は引き続き進められています。

source : NASA


    関連リンク

    SEDの関連記事