宇宙技術開発株式会社

スペースX社CEOマスク氏による火星移住構想

最終更新 2016.09.29

メキシコで9月26日~30日開催されている国際宇宙会議2016(IAC 2016:International Astronautical Congress)でのスペースX社CEO(最高経営責任者)のイーロン・マスク氏の発表が、注目を浴びました。

この発表時に紹介されたビデオでは、火星へ向かう有人植民船とほぼ同型の燃料補給船による燃料補給も紹介されています。打上げ後に帰還した1段が、射点に用意されていた燃料補給船(タンカー)を搭載して再度打ち上げられ、パーキング軌道上で有人植民船に燃料補給を行った後、タンカーは地上へ帰還・回収されます。

火星植民船の後方からは、2枚の扇状の太陽電池パネルを展開し、200kWの電力を供給します。植民船は火星大気圏に突入し、大気抵抗で減速させ(機体側面に耐熱シールドを装備し熱から防護)、最後はエンジンを噴射して垂直に着陸するという構想です。

当初の目標では100人乗りを目指しますが、最終的にはもっと増やすことを考えているとのことです。 イーロン・マスク氏のTwitter情報によれば、1段ブースターの直径は12m、宇宙船の直径は17mで、全長は122mと史上最大のサターンVロケットよりも大きなものになります。

なお、イーロン・マスク氏のツイッター(*1)では、惑星間輸送エンジンRaptorの初の燃焼試験の実施状況写真を掲載、開発目標として比推力382秒、推力3MN(310トン)、燃焼室圧力は300気圧とMerlinエンジンの3倍。燃焼圧が高いのでエンジンサイズはMerlinエンジンと同等とのこと。

source : YouTube


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