宇宙技術開発株式会社

アステロイド・リダイレクト・ミッションのロボット探査機をメーカに提案要求

最終更新 2016.09.21

近年の小惑星が地球に与える脅威を受けて、NASAでも小惑星を異なる軌道に移動させ岩石を回収するなどの技術を確立すると共に、有人火星探査技術を実証するためのミッションとしてアステロイド・リダイレクト・ミッション(ARM:Asteroid Redirect Mission )を4年前から立ち上げました。

ロボット宇宙機が地球近傍の小惑星から数トンサイズの岩の塊を回収し、月を周回する安定した軌道にまで移動させ、2020年代半ばには宇宙飛行士がその一部からサンプル収集を行う事が計画されており、ロボット探査機と有人探査機がセットで計画されていますが、今回はその前者部分が範囲となります。

NASAは、JPLが主導するアステロイド・リダイレクト・ミッションに必要となる ロボット探査機の設計、開発、製造に関する提案を求めており、下記4社に対してコンセプトの設計検討を行うための提案依頼書(RFP)が出されました。

  • ロッキード・マーティン社
  • スペース・システムズ社
  • ボーイング・サテライト・システムズ社
  • オービタルATK社

ロボット探査機に関する開発前のコンセプト審査会(Key Decision Point-B(KDP-B)レビュー)は8月に終了しており、JPLの計画では提案書の提出期限が2016年10月24日、ARM探査機の製造と引き渡しのための契約は2017年に結ばれる予定です。

なお、アステロイド・リダイレクト・ミッションが目標とする小惑星は、2020年までまで公式選定は行われませんが、地球生命の原材料を調べる上で重要となるC型小惑星である「2008 EV5」を仮の目標天体として検討を進めています。

source : NASA


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