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欧州の地球観測衛星センチネル1Aの太陽電池パネルにデブリが衝突

最終更新 2016.09.01

欧州宇宙機関ESAの技術者達は、地球観測衛星センチネル1Aの太陽電池パネルにミリメートルサイズの粒子が当たったことに、8月23日(日本時間24日)に気づきました。画像は、軌道上カメラにより捉えられたもので、衛星自身の運用は通常通り進められており、この事象による影響はないとのことです。

センチネル1A衛星は高度700kmを周回しており、僅かですが発生電力の減少が日本時間8月24日午前2時7分に検出されています。また、軌道と姿勢のわずかな変動も同じ時間帯に生じています。

なお、センチネル1Aはセンチネル1B衛星と同様の仕様で、Cバンドの合成開口レーダーを搭載しています。ESAで公開している24日に起こったイタリア中部地震の干渉画像には、1A(8月26日撮影)と1B(8月20日撮影)のデータを利用して作成されています。センチネル1Aはデブリの衝撃を受けた後に撮影を行ったことになります。

また、この事象を正確にとらえるため搭載カメラが起動されました。このカメラは元々、打ち上げ後の太陽電池パネルの展開時に正常に展開したかを確認するためのものです。影響を受けたのは周囲40cmほどで、パネル後ろ側についても念のため確認が実施されました。

source : ESA


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