宇宙技術開発株式会社

空気吸い込み式SABREロケットエンジンの開発をESAが継続

最終更新 2016.07.13

ESAは2016年7月12日、空気吸い込み式ロケットエンジンSABRE(Synergistic Air-Breathing Rocket Engin)に対し、4年かけて次のステップとなる燃焼試験へ進むための投資を行う事を決定しました。

ESAはSABREの技術的な要素である取り込んだ空気を冷却して液体酸素を生成するプリクーラーの試験管理を2012年以来進めていました。プリクーラーはわずか1/100秒の間に1,000度Cの空気を-150度Cにまで冷却すると共に、危険な氷が形成するのを防がなければなりません。

英国のリアクション・エンジン社は長年SABRE開発に携わっていますが、この成功は単段式の宇宙航空機の開発へと躍進するかもしれません。ESAは2008年から重要な技術管理の役割を果たしていますが、ESAから1000万ユーロ、英国宇宙機関から5000万ポンドの出資が行われています。

今回の決定により、2020年に地上で完全なエンジンサイクルの検証を行うためデモ用エンジンの製造着手に進む予定です。

source : ESA