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DSCOVRの見る月が横切る不思議な光景第二弾

最終更新 2016.07.12

地球の全体の画像は、静止軌道上からの気象観測衛星による観測画像でよく目にするものかと思います。

昨年も紹介した、アメリカ航空宇宙局NASA、米国海洋大気庁NOAA、米空軍により打ち上げられた太陽活動や宇宙環境をモニタリングする宇宙環境観測衛星DSCOVR(Deep Space Climate Observatory)は、地球と太陽の重力平衡点のひとつであるL1ポイントから、日の当たる側の地球を撮影しています。

天気などを予報するため、同じ地域を連続的に観測できるように静止軌道から観測するわけですが、DSCOVRは、地球から見て太陽方向に常に位置する軌道のため、1日で地球全体を見下ろすことができるというわけです。

また静止衛星とは違って、DSCOVRは月よりも離れた軌道にいるため、年に2回、地球の前を月が横切る様子も観測できます。

今回NASAが公開した画像は、2016年7月5日に撮影されたもので、前回同様な現象が撮影されたのは2015年7月16日でした。この映像からは、地球からは普段見ることができない月の裏側が写っているのも分かります。

この画像を撮影したのはDSCOVRに搭載されているEPICカメラ(Earth Polychromatic Imaging Camera)で、画素数は4メガピクセルあります。DSCOVRはL1ポイントに近い部分にとどまるようなリサージュ軌道をとっており、太陽・地球との視線が4度から12度に収まるような位置関係です。

source : NASA


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